気血めぐりヨガ(中医学+ヨガ) |心菜先生


2023年12月「仲冬の養生法」

12/22は冬至「陽(日中)が短く、陰(夜)が長い日」ですが、ここから徐々に日が長くなる『陽気が発生する日』とされ、縁起の良い日でもあります。来年の目標をたてるもよし、神社で“一陽来復“のお札をいただくのもよしです!

1週目『開脚ベター』承筋 開脚前駆
多くの方が憧れる開脚ベター。冬にオススメのツボやストレッチをプロセスにふんだんに取り入れて、今日のベストを目指しましょう!

2週目『巻き肩修正』肺兪 魚のポーズ
寒さが増してくると、胸が縮み背中が丸まり、肩も巻き肩になってきますね。魚のポーズで肩はもちろん、胸や背中もスッキリしていきましょう。

3週目『骨盤修正』腎兪 三角のポーズ
冬はエネルギーを漏らさないように骨盤も締まります。季節ごとに骨盤ケアを。冬のツボ“腎兪“を使います。

4週目『不安解消』命門 コブラのポーズ
冬の気は下に下がり足がすくみ、恐れや不安な気持ちが起こりやすくなります。コブラのポーズで足の筋力をアップ!不安解消へと繋げましよう。

5週目『足のむくみ』三陰交 V字バランス
冬の代表的な不調、“冷えとむくみ“は切り離せません。体の津液(水)の流れが悪くなると冷えてむくんできます。V字バランスで足もスッキリ。年をまたいでのレッスンです!!

 


2023年11月「初冬の養生法」

冬の三カ月は『閉蔵(へいぞう)』の季節。寒さを避けて体温を逃さないようにしましょう。“腎“が弱まる季節です。腎は先天の本、生命エネルギーの源です。腎の養生で体内の熱エネルギーをアップしていきましょう!

1週目『食欲の秋・ダイエット』 胃兪 猫が伸びをするポーズ

実りの秋はついつい食べ過ぎてしまいがち。胃の裏側にある胃兪のツボから、体の前後にアプローチ。体をリセットしたい時にオススメのレッスンです。

2週目『安眠』 気衝 鋤のポーズ
冬の養生は『早く寝て、遅く起きる』お日様が出て地面が暖まってから活動するのがオススメですが、「朝早く目が覚めちゃう」方も多いのでは?そんな方は筋肉をほぐす必要があるかも…

3週目『美姿勢』命門 腕を上げるポーズ
寒さが増してくると、猫背や巻き肩になって姿勢が崩れて呼吸も浅くなります。本格的な寒さがくる前に、今一度姿勢を見直しましょう。

4週目『腰痛・ぎっくり腰』承山 ワニのポーズ
予兆もなく膝や腰に痛みが出る時は、体に冷え(寒邪)が入ってしまった証拠です。ぎっくり腰はまさに寒邪の仕業。腎と肝を調えて、腰痛予防をしていきましょう。

5週目『開脚ベター』承筋 開脚前屈
多くの方が憧れる開脚ベター。冬にオススメのツボやストレッチをプロセスにふんだんに取り入れて、今日のベストを目指しましょう!

 


2023年10月「晩秋」

秋の長雨が終わり本格的な秋が感じられる頃です。空気が乾燥し、昼は暑さも残りますが、夜は涼しくなります。皮膚や喉が乾燥し空咳が出て、便秘気味の方が多くなります。汗のかきすぎに注意。過食をしないように養生しましょう。

1週目『夏バテ』 労宮 呼吸ストレッチ
例年になく暑さが長引き、夏バテが出ている方も多いのではないでしょうか?“気のトレーニング“で食欲&スポーツの秋を満喫しましょう。

2週目『肩こり解消』 手三里 弓のポーズ
四十肩や五十肩など肩こりにお悩みの方は、一度“手三里“のツボ押しをしてみましょう。肩や首のこり、寝違え、歯の痛み、下痢…嬉しい効果がたくさんあるツボです。

3週目『アレルギー体質』 肺兪 魚のポーズ
秋花粉やアトピーなど、アレルギーが気になる時には魚のポーズで呼吸を調えましょう。背中のツボを使って胸を開きやすくします。

4週目『便秘・下痢』 天枢 ブリッジポーズ
秋土用に入りました。脾と胃が弱り、便秘や下痢のお悩みがでやすくなります。お腹にある天枢ツボは整腸作用のツボ。便秘と下痢、どちらにもオススメのツボです。

5週目『食欲の秋・ダイエット』 胃兪 猫が伸びをするポーズ
実りの秋はついつい食べ過ぎてしまいがち。胃の裏側にある胃兪のツボから、体の前後にアプローチ。体をリセットしたい時にオススメのレッスンです。

 


2023年9月「仲秋の養生法」

炎熱の夏は去り、涼しく爽やかな秋の天気となる頃です。“補陽腎気“と言い、毎晩の足湯や耳のマッサージで、腎のケアをしていきましょう。手足の冷え、頻尿、疲れが気になる方にオススメです。

【生活の養生法】
昼夜の温度差が大きくなり感冒(かぜ)をひきやすい季節です。衣服の重ね着で上手に調節しましょう。冷水で顔を洗うのがオススメ、洗う際には、小鼻の両脇にある“迎香(げいこう)“のツボ押しもしてみてね(^^)v

 

3週目『季節の変わり目「骨盤」』  迎香 魚のポーズ
夏に開いた骨盤が、冬に向けて少しずつ閉まっていきます。今こそ骨盤を調えて、姿勢はもちろん新陳代謝もアップしていきましょう。

4週目「咳をとめる」  中府 三日月のポーズ
秋分の日を境に陽から陰へと転じていき、空気の乾燥が増していきます。体の中の潤いも減り“咳“が出始める頃です。秋にオススメの“中府“のツボを押しましょう。

4週目「呼吸力アップ」 腎兪 片鼻呼吸法
中医学では呼吸をする時に、重さのない(空)気をしっかりと体の下部まで取り込むために、肺だけではなく“腎“の力も大切に考えています。肺と腎のストレッチをプラスして呼吸力をアップしましょう。

 


2023年8月「初秋」

まだまだ夏の陽気ですが、暦は『秋』に入りました。身体は次にやってくる冬に備え、少しずつ毛穴を閉じ体表を固めるように切り替わっていきます。“肺と大腸“が弱まる季節です。平静安定につとめましょう。

1週目『正座と胡座』 気衝 ハトのポーズ
ヨガのゴールは“瞑想“です。数あるアーサナも呼吸法も、全て瞑想へと繋がります。その第一関門である「座る」ために、膝や股関節をアプローチしましょう。

2週目『免疫力アップ』 手三里 戦士のポーズ1
腸にはたくさんの免疫細胞があります。秋へと季節が変わると空気が乾燥していき風邪をひきやすくなります。本格的な秋を迎える前に免疫力をアップです!

3週目『艶肌』 三陰交 開脚のポーズ
気と血を作る脾経は、胃腸の調子を調える場所。どんなに食べ物にこだわっていても、消化吸収されるからこそその効果を得られるものです。そして胃腸の調子はお肌にも影響を与えます。

4週目『スマホ首』 扶突 戦士のポーズ2
秋に弱まる大腸経の気血の巡りが悪くなると、肩こりや首こりのお悩みが出てきます。首にある“扶突ツボ“を使って首肩をスッキリ。スマホ首にお悩みの方にもオススメです。

5週目『季節の変わり目「骨盤」』 迎香 魚のポーズ
夏に開いた骨盤が、冬に向けて少しずつ閉まっていきます。今こそ骨盤を調えて、姿勢はもちろん新陳代謝もアップしていきましょう。

 


2023年7月「晩夏の養生法」

7月の暦に「小暑と大暑」があるように、一年で最も暑い季節です。暑熱湿盛の夏に汗腺が開き、暑さを避けるために涼んで体を急冷すると風寒湿邪に侵され体の冷えを引き起こします。日差しの弱まる夕方頃には外気にあたり、適度な発汗の機会を作りましょう。夏の養生は冬の不調改善へと繋がり、これを“冬病夏治“と言います。

1週目『筋トレ・免疫力アップ』関元 太陽礼拝
夏は運動の季節!汗をしっかりかく事も養生法です。太陽礼拝にストレッチを加えて筋力アップ。秋や冬に風邪をひきやすい方は、この夏の養生法で免疫力アップです。

2週目『筋骨盤底筋』命門 コブラのポーズ
女性は40代に入るとホルモンバランスが乱れて、筋力が弱まります。中でも骨盤底筋が弱まると尿もれの原因となり、体幹が調わなくなり姿勢が悪くなってきます。

3週目『筋腰痛』帯脈 ワニのポーズ
腰痛の原因は様々。中医学では寒湿から瘀血や気滞となり腰痛を引き起こすと考えます。汗をかいたあとにクーラーで体を冷やしてしまう…なんてことはないですか?

4週目『筋めまい・立ちくらみ』百会 うさぎのポーズ
夏土用に入り雨が続くと「めまい・立ちくらみ」で体調を崩される方も多くなります。ツボとアーサナを使って“予防“をしていきましょう。

 


2023年6月 「仲夏の養生法」

汗をかく日が多くなり、ベタベタ汗や、太ももなどに汗をかくと、ついついイライラしてしまいますね。気分転換の入浴にも一工夫していきましょう。酢、塩、白酒、菊花、ミント、スイカの皮などの薬浴がオススメです。

1週目『夏の自律神経のバランス回復』肩貞 肩立ちのポーズ
屋外の暑さと室内のクーラーの冷たさで、夏も自律神経のバランスが乱れやすくなります。少しの休憩中に、また寝る直前に肩立ちのポーズがおすすめです。

2週目『眠れない…』壇中 合掌のポーズ
夏に弱まる心の不調に“不眠“という症状があります。「心火上炎」精神的なストレスや不安感から熱がこもり眠れなくなることがあります。

3週目『肩こり』肩貞 体側を伸ばすポーズ
「不通則痛」とは流れが悪くなると痛みが出るという意味で、血の流れが悪くなると、頭痛や肩こりの痛みが出やすくなります。夏に弱まる肩貞ツボを使って肩こりを解消していきましょう。

4週目『梅雨のプランク』会陰 プランクポーズ
梅雨の養生法は除湿。プランクポーズを使ってじわっと汗を流していきましょう。他にも体幹アップ、精神安定にもお役立ていただけます。

5週目『冬病夏治』腎兪 前屈のポーズ
夏のクーラーなどで体を冷やし過ぎると、冬に腰痛や咳が出て体調を崩しやすくなります。冬に体調を崩しやすい方は夏の養生法が大切です。

 


2023年5月 「初夏の養生法」

5/6に立夏を迎え、いよいよ“夏“が始まります。一年の中で陽気が最盛となり草花が百花繚乱に咲き乱れ、気血の運行や新陳代謝も旺盛になります。気持ちよく汗をかいて冬に溜め込む“エネルギーのスペース“を作っていきましょう。

1週目『胃腸にアプローチ』 天枢 ブリッジポーズ
暦の上ではまもなく“夏“ですが、季節の変わり目は胃腸が弱まります。ダイナミックにブリッジポーズで胃経にアプローチしましょう。

5/3~7(祝日プログラム)

2週目『気の巡りチェック』陽陵泉 ねじりのポーズ
春の陽気がまだまだ残るころ。気の巡りが悪くなり、“怒りっぽい““疲れやすい“こんな症状はありませんか?

3週目『血の巡りチェック』三陰交 開脚のポーズ
夏の主役である心(しん)の臓腑は“血(けつ)を主る“役割があり、時には動悸や不整脈を引き起こす原因にもつながります。暑さMAXになる前に、血の状態をチェックしてみましょう。

4週目『脳のストレス反応』内関 胸腹式呼吸法
心の機能低下に“物忘れ“というのがあります。認知症などもこの中に入ります。心は精神や意識を主り、脳とも密接な関係にあります。

5週目『夏の自律神経のバランス回復』肩貞 肩立ちのポーズ
屋外の暑さと室内のクーラーの冷たさで、夏も自律神経のバランスが乱れやすくなります。少しの休憩中に、また寝る直前に肩立ちのポーズがおすすめです。

 


2023年4月 「晩春の養生法」

新年度を迎え、精神的緊張を感じることの多い月です。“早寝早起き“を心がけ体内時計を正常な状態にしていきましょう。自然界のリズムに合わせながら仕事をしたり休息をとる、すなわ“天人合一“(自然界と人は一つ)の生活を心がけましょう。

 

1週目『胃腸にアプローチ』 天枢 ブリッジポーズ
ストレスを感じやすい春につい食べ過ぎてしまうのは、肝の気が脾を傷つけてしまうからです。この季節は脾(消化器)の気もパワーアップしておきましょう。

2週目『養肝・バランス』 関元 木のポーズ
暖かい気候につられ体内の陽気は上へあがり頭部の不調がおきやすくなる季節。上がった気をゆっくりと丹田に下げることこそ、春の養生法・養肝です。

3週目『関節炎』 委中 牛面のポーズ
ストレスや運動不足、暴飲暴食の影響が、時に“炎症“へと繋がることがあります。春に多い関節炎にアプローチしましょう。

4週目『骨盤矯正』 気衝 三日月のポーズ
雨の湿気は胃の機能を弱め、食欲がおちたり、便秘や下痢の症状がでやすくなります。胃の経絡を使って春土用を乗り越えましょう。

5週目『筋肉と安眠』 腎兪 鋤のポーズ
土用に弱まる脾は栄養を吸収し“血(けつ)“を作ります。血不足はドライアイや抜け毛の原因となり、やがて筋肉や睡眠に影響をもたらします。

 


2023年3月 「仲春の養生法」

暖かい日が続いたと思えば寒い日が続く“三寒四温“を繰り返しながら、昼と夜が丁度同じになる『春分』を迎えるのが仲春の特徴です。心身の陰陽バランスも上手く調えられるように、気持ちを穏やかに過ごす事を心がけてまいりましょう

 

1週目『花粉症』 睛明 魚のポーズ
春のお悩みと言えば“花粉症“目が痒くなったり、鼻水がとまらなかったりとつらい季節ですね。顔にあるいくつかのツボを刺激し、お気に入りのツボを見つけていきましょう。

2週目『目の疲れ・肩こり』肩井 針の穴に糸を通すポーズ
この季節は気が上に上がりやすくなるので、目の疲れや肩こりがでやすくなります。上半身の気の流れを調えていきます。

3週目『気分転換』 帯脈 わき腹を伸ばすポーズ
穏やかなお天気と裏腹に、心身共に不調を感じやすい季節です。もしもイライラが止まらなかったり、鬱っぽいと感じたら“気分転換“が必要です。

4週目『骨盤底筋トレーニング』 命門 コブラのポーズ
“骨盤底筋トレーニング“と聞くと、産後や更年期予防のトレーニングのイメージがありますが、実は尿漏れや肥満防止にも役立ちます。春に限らず一年中おすすめのエクササイズ!

5週目『胃腸にアプローチ』 天枢 ブリッジポーズ
ストレスを感じやすい春につい食べ過ぎてしまうのは、肝の気が脾を傷つけてしまうからです。この季節は脾(消化器)の気もパワーアップしておきましょう。

 


2023年2月 「初春の養生法」

節分がやってくると“春“のスタートです。冬にじーっと溜め込んだエネルギーを少しずつ発散するのが春の養生法です。高ぶりやすい“肝の気“をお散歩をしたり、香りの強いセロリや春菊で“発散“させていきましょう。

 

1週目『春の胃腸』 ・猫足三里が伸びをするポーズ
冬にためた気(エネルギー)を全身に巡らせる季節になりました。この気がうまく巡らないと、胃腸に影響が出て、ムカムカしたり食欲不振へと繋がります。

2週目『梅核気』章門・三角のポーズ
“春は気“この気が滞るとイライラしたりソワソワしたりと精神や感情のトラブルに繋がります。喉や胸がつかえたらストレスがたまったサイン。すっと流していきましょう。

3週目『肝・怒り・気が上がる』
腎兪・丹田呼吸法
季節によって弱まる臓腑は、それぞれ気の働きに影響を受け、それによって乱れる“感情“が変わります。春は肝が弱まり“怒り“の感情が出やすく
い季節。ゆっくり腰を伸ばして呼吸法でアプローチ。

4週目『腰痛のツボ』環跳・ねじりのポーズ
坐骨神経痛やぎっくり腰の予防のツボ押しとアーサナのレッスンです。ストレスからくる腰痛には、腰を通る胆経の経絡の気の巡りを調えていきましょう。

 


2023年1月 「年明けの養生法」

冬のテーマは“エネルギーを漏らさない“なのでダイエットはオススメしません。が!お正月に食べ過ぎて体が重い、なんてことはありませんか?
年明けは、食べ過ぎや運動不足解消。そして冷え対策などのレッスンをしていきましょう。

 

1週目『冬のダイエット』 胃兪・猫のポーズ
冬は「閉蔵」、エネルギーを漏らさないのが養生法です。汗をかく事はオススメしませんが、食べ過ぎもまた“消化“というエネルギーを使ってしまいます。大腸や胃の経絡を調えるダイエットがオススメですよ。

2週目『疲労回復』 気海・鋤のポーズ
デスクワークで目を使い過ぎたり、考えすぎて頭を使い過ぎたりと“部分的“に体の一部を使うと疲労へと繋がります。気海のツボで足下へと気をおろし、逆転のポーズで“全体的“に体を使って疲労回復へと繋げましょう。

3週目『小指の爪』 腎兪・前屈のポーズ
冬は“腎“の経絡が弱まります。足が冷えたりむくんだり、腰痛がおきたり。また腎は加齢と共に衰えやすく、耳のトラブルや白髪が気になる
時も要注意です。そんな時は足の小指の爪が小さいかも?

4週目『骨盤矯正』 気衝・ハトのポーズ
内臓と体表を繋ぐ経絡(気が流れる通り道)は、通る付近の筋肉や骨格にも影響を与えます。気の流れを調えることで、骨盤という骨の集合体にアプローチしていきましょう

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