ヨガのアーサナは、元々は瞑想のための姿勢を表すものが、ハタヨガの発展により、さまざまなヨガのポーズとなりました。
つまり、アーサナとは運動のことではなく、姿勢や体勢のことです。アーサナの正しいやり方とは、ヨガのポーズを正しく行うということになります。
ヨガはアーサナと呼吸で成り立っているといわれています。アーサナを取りつつ、呼吸を整えることで初めてヨガといえるくらい、どちらもとても大切なものです。アーサナを真似ただけでも成立しません。ヨガはアーサナと呼吸の両方が正確に行えてこそ効果を発揮するものです。
簡単そうに見えるヨガでも初心者には難しいといわれる理由は、アーサナと呼吸を同時に行うことが容易ではないからといえます。
※アーサナは、アサナ・ポーズと呼ぶこともあります。

立ってるだけのアーサナもある。
瞑想を主体とする古典ヨガのアーサナは、決まったポーズを取るのだけではなく、立つ・座る・歩くといった日常の動作のすべてに意味があるという考え方です。立ってるだけのアーサナ(タダーサナ)や、寝転んでいるアーサナ(シャバーサナ)もあります。
本来、古典ヨガのアーサナは、瞑想の邪魔にならない楽な体位のことでした。瞑想時のアーサナはあくまで瞑想がメインですので、元々は心や体の緊張を緩める座り方のことでしかありませんでした。
現在ヨガのアーサナは、スポーツに近くなっている。
今、私たちが行っているヨガは、ヨガスタジオやスポーツジムなどで取り入れられているヨガではないでしょうか?つまり瞑想に向かうというよりも、心身の健康増進のためや、解剖学を取り入れてアレンジされたものといえます。
ヨガにとって重要な呼吸とアーサナも、瞑想ではなくトレーニング効果を高めるためのものになります。リラクゼーション効果が高く、心身の健康を目的としたものとはいえ、スポーツやトレーニングに近いものが現在のヨガと言えるのではないでしょうか。
アーサナを行う際に適した環境
- 時間
1.日の出の時間帯
2.一日の終わり(就寝前) - カラダの状態
1.満腹の状態は避ける
2.服をたくさん着ているような状態は避ける - 場所
1.埃っぽい場所は避ける
2.煙や悪臭の漂う場所は避ける
3.床にはマットか毛布を敷いて、快適に横になれるように
4.滑らない水平な場所で行う

アーサナには意味があり、メリットがある
- 内臓器官を刺激する、整える
- ホルモンバランスを整える
- 関節の動きをなめらかにする
- 細胞を活性化する
- 免疫機能を高める
- 緊張を緩和する
- リラックスする
アーサナのメリットはどれかひとつが期待できるというわけではなく、身体にかかっていたあらゆる肉体的、精神的なストレスから解放されることであらゆるメリットを複合して得ることが期待されます。
アーサナのメリットを得るには、数回取り組んだだけでは難しく、継続的に長く行うことが必要です。継続して行うことで体内の循環が促進され健康増進に役立ち、その結果生き生きとした体になることが期待されると言われています。
正確なアーサナを学ぶには、やはり養成講座が確実
スタジオレッスンの参加や、YouTubeなどの動画でアーサナを学ぶことは、手っ取り早く便利です。しかし同じポーズでも流派によって異なったりする奥深さがあるので、より正確に学ぼうとするならやはりインストラクター養成講座が確実です。
養成講座でしたら、スタジオレッスンの先生よりもさらに学びを深めた先生から学ぶことができ、テキストもあって図解されて理論的に学ぶことが可能です。
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